贈り物が怖い

贈り物をすることも受け取ることも怖くなった経緯から、自分の人生を振り返ります

父のこと

父は私が19歳の頃に急に病死しました。

 

 

父はどんな人だったかと言うと、

 

誰かの一大事には全身全霊で支えるような

バカがつくほどのお人好しでした。

 

 

我が家は自営業で

幼少期の記憶ではお金で我慢したことはありません。

 

欲しいものは何でも手に入り

お金は常にあるもの

それが私の常識でした。

 

 

話を元に戻しますと、

 

自営業である程度裕福であった我が家に

お人好しの父が持ち帰ってきたのは、

 

友人の借金の連帯保証人になって、結局、逃げられた

 

親戚や友人にお金を貸したら、トンズラされた

 

という出来事でした。

 

 

これらは、一つや二つを通り越して大小合わせると数え切れないほどの日常茶飯事でした。

 

 

これらをきっかけに

元々お酒が好きだった父は

いわゆるアル中になります。

 

 

人が大好きだったから

人を無条件で信じる子どもみたいな父だったから

ショックも大きかったのでしょう。

 

お酒を飲まないとやりきれなかったのだと思います。